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Hanko Gallery
(Last update : 06/07/25)

いつもいつも同じものが並んでいたギャラリー。たまには更新して、別の印も見てもらいましょう。以下は、いずれも印譜集第13集で紹介させていただいた印です。

その人それぞれの思い入れやこだわりを、わずか2cm四方の印面に表現することは、私自身の頭の体操にもなり、難しいけれど楽しい作業でもあります。

林家いっ平さんは、有名な林家三平さんの末っ子。師匠は林家こん平さん。真打ち昇進披露の宴は帝国ホテル孔雀の間で行われました。800人のお客さんの中には有名人がたくさん。落語界ニューウェーブのリーダーとして大いに期待したいものです。

枚方市の山口佳月子さんのお母さんは、作家・筒井康隆さんの奥さん光子さんのお母さんが、女学校のクラスメートで知人も親戚という縁で仲良くお付合いをされています。この印は2002年11月、芸術文化の分野での功績が認められて贈られる紫綬褒章を受けた筒井さんに、お祝いに佳月子さんが贈ったものです。

群馬県高崎市にある堤内科クリニックの堤侯二先生は優しいゾウさんのような人。
患者さんに評判です。

東京の藤坂明紀さんは、友人の乾さんへのクリスマスプレゼントに印を注文。乾さんは猫とバイクとお酒が大好きで、酔うとスナックやカラオケでとても陽気に楽しそうに歌う人です。「酔っぱらって、楽しくて、幸せ〜」という印にして下さいとサ!

ポピーの印。
和歌山の版画家の栗山重子さんちのポピー。犬の種類はパピヨン。この印は誰が注文されたかわかりませんでしたが、この印のほかに同じ犬で、名前があったのでわかりました。(ポピーごめんなさい)

銀座のゆかりの古いカメラ屋「銀一」の丹羽壽彦さんは毎年「新橋演舞場」で「銀座くらま会」の発表会を開きます。(小唄、長唄、常磐津、清元、義太夫など)その時の案内関係にこの印を使うのです。

千原良子さんは若い頃病院でバイトをしていたとき、エースコックのブタに似ている…とかで小ブタ→プータンというのがニックネーム。でも何年も経ってくるとその名前が愛らしく、いとおしくなってきます。大好きな食べることも花に囲まれて夢見る夢子さん的ロマンティックさも忘れたくないのです。

京都のKさんは作家志望。ペンネームは「まつぼっくりさん」。松かさの絵にアルファベット入り。これがイメージ的にわかっても、どうしても印にするとパイナップルに見える。近くの山で大小の松かさを採ってきて、眺めたり水に入れたりで研究。数顆彫り直してできあがりましたが、まだパイナップルに見えるかなぁ。

大阪・堺市の成川昭代さんはチェロ奏者。いつも笑顔を絶やさず、素晴らしい演奏にうっとりです。演奏後のお酒はおいしいでしょうねェ。(すごい酒豪と聞いています。本当でしょうか、美しい顔から想像できません)

月が大好きな影山康子さんは、康子という名前が気に入らないというので、影にちなんで麗月と命名。
この印をきっかけに文化・芸術に興味を持ち、自分でも何か創作活動を開始してくれるといいなぁと、友人が贈りました。

静岡の野中ふじ江さんは清少納言や十二単など雅な世界が大好き。自分のイメージに合わせてるのだろうなぁ、と思いながら彫りました


もともと石を彫ったり、絵や書を描いたりしている時間は、他の人が考えているより本当にわずかです。所詮、趣味とか遊びとか思っているからこそできるもので、難しいゴタクを並べたり徹夜して完成なんてことはありません。私には、昼寝も、山で弁当を喰うのも、酒を飲むのも、書・画・石と同じくらいに生きてゆく上で大事なことだと思っています。



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